岡部賢二先生の手当て・望診法講座が開催されました

JUGEMテーマ:マクロビオティック

12月2日土曜日、正食協会の理事・岡部賢二先生の「陰陽五行による季節の養生と手当て・望診法」の第五回目(シリーズ最終回)が開催されました。今回のテーマは、「冬の養生法と望診法(腎・膀胱系)〜小豆、こんにゃく、海藻を使った手当て〜」です。講座の前半は腎・膀胱系が弱るとどのような症状が出てくるのかという自己診断、セルフチェックの方法について。後半はこんにゃく湿布の実演、小豆かぼちゃの作り方と試食が行われました。

 

 

「腎・膀胱系は、冬の寒い時期に弱りやすい臓器ですので、12月から2月ぐらいの不調はだいたい腎の疲れ・冷え・弱りからくるケースが多いです。

腎の冷えから免疫力の低下による感染症が非常に増える時期でもあります。

今日は、腎・膀胱系、後半は温める温熱療法としてこんにゃく湿布の実演をしたいと思います。

それと、腎・膀胱系が喜ぶ食薬であり、腎が必要としている亜鉛とかビタミンCがとっても豊富に含まれている小豆かぼちゃの試食、作り方・実演もしたいと思います」

 

 

「小豆かぼちゃは時間がかかるので、はじめに仕込みをさせていただきます。

1時間ほど前から150グラムの小豆を三倍の水に浸しています。

小豆はアクがあるものですから、アク抜きをされる人もいますが、アク抜きをする必要はなく、蓋を開けたまましばらく炊くと空気中にアクは抜けるので、しばらく鍋の蓋をせずに煮てから、その後蓋をするとアクはほとんど空気中に飛んでしまって鍋に付着しないのでそのまま炊くことができます。

アクというのはカリウムをはじめとした大切な成分なので、これも一物全体として活かしていくというのがマクロビオティックの考え方であるわけです。

小豆が煮上がってきたら、かぼちゃを1儚僂棒擇辰燭發里鯑れて、お塩をぱらぱらっと入れてまた煮るんですけど、1時間ほどで煮上がると思います」

 

 

「腎・膀胱系についてお話ししますと、腎臓というのは体液を浄化する。血液の浄化装置と捉えていただいたらいいと思いますが、それだけでなく、東洋医学から見た腎臓・膀胱の働きというのは、西洋医学的なものとちがって、成長ないしは発育、生殖というものを担っています。それらを支えるものがホルモンです。ホルモンの分泌に関わる働きを担っているということで、私は腎・膀胱系のことを内分泌系と捉えています」

 

 

「例えば子宮発育不全的なトラブルとか、背が伸びない子どもさんとか、妊娠中赤ちゃんが未熟児であるとか、大体腎臓が冷えていると赤ちゃんの成長・発育障害が出やすくなりますね。生殖に関わるトラブルとしては、女性は不妊症。子宝が欲しいけどなかなかできないという不妊症患者が日本では48万人。新しく結婚されたご夫婦の4組に1組が子宝に恵まれないという不妊症の悩みを抱えているとも言われています」

 

来年、2018年は2月から12月まで、隔月6回シリーズで開催します。身近な食物を使った民間療法の知恵を是非学びにいらしてください。

 

| セミナー | 16:45 | - | -
正食クッキングスクールで「海の精サロン」が開催されました

JUGEMテーマ:マクロビオティック

1126日(日)、海の精クラブ主催の「海の精サロン」が正食クッキングスクールで開催されました。

海の精クラブは、マクロビオティックな“伝統食育”や塩の思想にもとづいた、エコロジカルな“伝統生活”を提案し、それにそった塩と食と健康についての情報を発信している、伝統海塩「海の精」のユーザー会です。

 

 

午前の部のクッキングライブを担当したのは、正食クッキングスクール講師の藤井美千代先生。テーマ食材として依頼されたのは「海の精 あらしお」「海の精 豆味噌」と海の精の味噌で、5種類のオリジナルレシピを提供していただきました。

 

 

先生のデモンストレーション中、参加者に食べていただくためのレシピ通りの料理を作る担当は、正食クッキングスクールの指導員資格を持つ大谷早苗さんと井上智佳さん。30人分の料理を決められた時間までに仕上げるため、準備の段階から緊張感が漂っていました。

 

 

昼食後は、海の精株式会社の社長、寺田牧人氏による塩のお話しがありました。

寺田社長のお話は、わかりやすく、丁寧で、自然塩復活運動から始めた志と熱意が感じられました。

塩はシンプルであるけれど、知れば知るほど奥深いものだと思いました。

 

| 料理教室 | 13:44 | - | -
講演とワークショップ「半農半Xという生き方」開催しました

JUGEMテーマ:マクロビオティック

中国語や韓国語でも出版されている「半農半Xという生き方」の著者、塩見直紀さんをお招きして、講演とワークショップを実施しました。

「むすび」誌20033月号に塩見さんをインタビューした記事が掲載されたのがご縁の始まりで、以降連載の執筆、自然農の川口由一さんとの対談、塩見さんの住む街「綾部」を特集したことなどで親しくなることができました。そして、ようやく念願のセミナーが実現しました。

 

 

自給的な小さな農業で暮らしを成り立たせながら、それぞれのX(何か)を追い求めていく。Xにあてはまるのは「天職」「天命」や「使命」「ミッション」など。自己実現や社会貢献ととらえてもいいかもしれません。塩見さんは、半農半Xという生き方が、こころの問題と環境の問題という二つの大きな難問を解くカギになるという予感から、著書や講演などで発信し続けています。

 

「アイデアを出し合って、それが実現できるような世の中にしていきたい。自分のXだけ考えるのではなくて、活かし合う社会にしたい」という塩見さんのセミナーは、講演「半農半Xという生き方〜みんなの天職(X)を活かし合う世界へ」と、「みんなのXでソーシャルデザイン!」のワークショップを織り交ぜながらのスタイルで進められました。

 

 

「大学四年くらいからいい言葉があるとノートに書き留めて「言葉貯金」と呼んでいるのですが、この貯金の残高が結構すごくて、ある時から独占したらいけない、シェアしようと思って、Facebookなどで毎日影響を受けた言葉を一つずつ紹介しています」

 

「世界を見ていると不透明でこの先どうかなという気がしています。インターネットのおかげで選択肢が増えている気がするかもしれないんですけど、ある方に言わせると選択肢は狭まっている。そんな中で可能性を感じるのは人との出会い。今日も桜沢先生のもと(正食協会)に来させていただけたということで大変嬉しいんですけど、桜沢先生は合気道の創始者植芝盛平さんと出会われた。また植芝さんは綾部の出口王仁三郎さんと出会っていくんですけど、いろんな出会いは素晴らしいものではないかなと思っています」

 

 

「皆さんいろんな仕事がある中で、いろんなものをかけ算すれば面白い時代が作れるんじゃないかなと思います。この30年私のテーマは、この時代どう生きるか、でした。2829歳の頃に「半農半X」という言葉が生まれました。

半農半Xの最大の意味は、耕作放置地を解消したとか自給率が1%上がったということではなくて、方向性を提示したことではないかなと思います。こういう方向を生きたら、そう間違いではないと思っています」

 

 

「最近は島根県さんが政策に取り入れてくださって、「半農半X」を実践する人を応援するようになっています。北海道庁の方から電話がありました。北海道は広いので大型農業をしているイメージがあるんですけど、大きな農業だと、その人が倒れてしまうと、あとがなかなか大変かもしれませんけど、半農半Xの人も農の担い手として位置づけて、多様な担い手が支えるような時代にしていきたいという考え方に変わっていったようです」

 

 

講演の中で何度か行われたワークショップは4人の班に分かれて「自分資源発掘ミニワークシート」を使い、「自分の中のキーワードチェック」や「自分の型をつくる!」などに取り組み、自分のXと出会う手がかりを見つける時間となりました。

 

講演とワークショップを終えた参加者の方たちは、とても満足されていた様子でした。アンケートから少し紹介させていただきます。

  • 半農半Xにあこがれていましたが、どこから手をつけたらいいのか分かりませんでした。実践する人は、努力している人、優れている人、発信力のある人と思っていましたが、今日のワークで自分のしたいことは、案外実践可能だと気づきました。人生を真剣に遊ぶということかなと。この方向でいきます。
  • 私自身の課題が、「想像すること」「うみだすこと」で、むずかしく考え過ぎていたのですが、とてもやわらかく、リラックスして、りきまなくていいのだとわかりました。
  • 日常の気づきを話の中につむいでいかれ、とても学びになりました。やさしい話し方をされていたのでびっくりしました。(写真からのイメージとは異なっていたので)自分のやりたいことが、書き出すことで、すごく明確になったように思います。

 

 

今回来られなかった方もおられますので、またいつか塩見直紀さんをお招きして実現したいと思っています。

なお、このセミナーは「むすび」誌1月号で紹介させていただきます。

| セミナー | 13:12 | - | -
山村流・食養診断力アップ入門特別講座開催しました

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食養家で正食協会の理事、山村慎一郎先生の9月から始まった新シリーズの第3回目「胃の病気の望診・食事・飲み物・手当」が開催されました。

 

 

東洋医学で脾というのは、胃と膵臓と十二指腸と小腸の一部、ようするに消化器官のことを言っているんですよ。現代は塩分の取り過ぎによって引き起こされる不調よりも、砂糖や果物、パンなどの糖質の摂り過ぎが多くなっています。

たとえば胃の不調は「胃滞水」などです。今回は脾胃との不調の中でも増え続けている「心の病気」を取り上げました。

五行運行図を見ると、脾胃は味は「甘」で土に分類されています。精神的には、思い、思考、憂いを表します。

 

 

 私たちは様々なできごとで気持ちが落ち込んだり、憂うつな気分になったりすることがあります。普通は数日たつと落ち込みや憂うつな気分から回復して、また元気になって、回復する力をもっています。ところが原因が解決しても1日中気持ちが落ち込んだままで、いつまでたっても気分が回復せず、強い憂うつ感が長く続く場合があります。こうした状態が長く続くと、普段どおりの生活を送るのが難しくなったり、思い当たる原因がないのに落ち込んだ状態になったりする、それがうつ病です。

 

子どもが小さい時に「ホットケーキ焼いて」と言われることがありました。無糖のホットケーキミックスを使って焼くと「なんで写真のようにふっくらしていないの」と言われるわけです。ちょうどナンみたいにできあがるんです。

お砂糖を入れると食べものは柔らかくなるんですね。ふっくらする。ベイキングパウダー、卵、牛乳も入れると膨らみますね。

 

You are what you eat(あなたのカラダはあなたが食べたものでいできている)」ですから、鼻の中が腫れるんです。すると空気の通りが悪くなるので口呼吸になるんです。そこにチョコレートとか甘いものを摂り続けていると、目やにが出てきます。耳からもねちょねちょの粘液が出てくる。女性だったら下りものが増えてきます。体はいらないよと言っているんです。

 

 

お肉にお砂糖を入れれば、細胞の中に水を含んで柔らかくなります。先に醤油を使ったら、締まって固くなりますよね。甘いものから先に入れていかないと甘味が入っていかないんですよ。胃の不調というと、例えば甘いものをたくさん食べたりお酒を飲んでいくと、肉でできているので、胃は柔らかくなります。胃下垂になったり胃の中に水が溜まったりします。

 

ものを食べた時に体に反応が出てくるのは、なぜなんだろう、どうしてなんだろうと考えていかなくてはいけないんですよ。本に書いてあるからと実行すると誤ってしまいます。なぜなんだろうと考えていくことが大事です。

本を読んで勉強することは大事なんですけど、そうなんだと思いつつ、本当にそうだろうかと考えておかないといけません。

 

知識だけでは役に立たないです。実際にその人がどう変化していくかを見ることができないと、教科書にこう書いてあるからと指導してしまうんです。

風邪でもいろんなタイプがあります。体質もありますから。それによってアレンジしていかなくてはいけないんです。基本は本に書いてあるんです。なぜだろう、どうしてだろうと常に考えることが大事だと思います。

 

次回第4回目は、12月10日(日)です。是非ご参加ください。

 

| セミナー | 17:07 | - | -
野口清美先生の講座の最終回が開催されました

JUGEMテーマ:マクロビオティック

3回シリーズ「健康で美しく快適に過ごすためのチョットいい話」の第3回が開催されました。テーマは「健康で美しく快適に過ごすために」。この日のコンテンツ、便利な作りおき料理/年代別の食事と健康/心の持ち方/健康の七大条件から、便利に作りおき料理として食養料理の中でもベーシックな煎り玄米について語られた部分を抜き出しました。

 

 

食養料理というのは私からいえば全部作りおきおかずです。それは常備菜になります。時間をかけ心込めて作ったものですから、非常に日持ちするものです。それが1週間持つか10日持つか3日しか持たないかは食材にもよるし、その方の作り方にもよります。

 

その中でトップバッターにあげたのが煎り玄米です。玄米という主食をマクロビオティックでは勧めています。まけば芽が出るといういのちがあります。生きているいのちをいただくということは、栄養学では何も出てきません。数字では計り知れない目に見えない世界へ食事を通じて導いていただける。それを実践いていく上で、自分でも何かしら心の持ち方であり生き方であり、自分の人生を見つめるようになるということを教えてもらったと思っているのです。

 

その玄米を一握りずつくらいの量をフライパンに入れて、香ばしくきつね色から狸色に近くまで丁寧に炒ってください。怖がらずに最初フライパンをちょっと熱い目にしておく。出会いが大事なんです。恋愛と一緒なんです。お母さん、お姉さんはときめいた昔を思い出しましょう。自分と似たような性格の男性の人やから、ええ人やなですむやないですか。自分にないものを持っている人やったら、すごいこの人格好いいとか、もっともっと知りたいとなるじゃないですか、それと一緒。玄米は今まで暗いところで袋に入って寝ておったわけですよ。

それが生ぬるいフライパンでゆっくり目覚めるよりも熱いフライパンで炒ったほうがおいしくなるんです。これは私の経験から言い切ります。なんでも違うもの同志のほうが引き合うんです。

 

 

玄米はまん丸い形ではなくちょっと楕円形ですから、フライパンを動かすだけでは、A面とかB面がひっくり返らないことがあるから、時々中華料理のシェフになったような気持ちでフライパンを動かしたり、へらを使ったりして、玄米を均等に火が入るようにして、できたかなと思ったら手にとって奥歯で噛みしめてください。その時コリコリっと噛めたら最高の煎り上がりです。

 

歯で噛みしめた時、ぐにゅっとまるでグミキャンディーのような食感だったら、まだ玄米の中の水分が残っていますから、まだいい煎り玄米になっておりませんので、もうちょっと火をあててあげましょう。

 

非常に日持ちがよろしいです。これは旅行に持って行かれたら、海外でもどこでも、お湯をいただいて浸けておくとリゾットができます。おかゆができます。

もしも何もないところでお腹が空いたら、それを口に入れてコリコリと噛めばいいわけです。子どもさんのおやつにうってつけです。子どものおやつは穀物を中心に考えると非常に心のやさしいいい子に育ちます。

 

煎り玄米を作っておかれると、震災とか何かあった時に助かるものです。保存食というのなら、私は煎り玄米を筆頭にあげたいと思いました。

少し炒りにくくなりますが、玄米を洗って塩水に浸けて吸水させるんです。少し大きくなった玄米を煎り玄米にしますと、噛めば噛むほど塩味が出てきます。

 

 

玄米というのは植物ですから、動物と植物という比べ方をするとマクロビオティックでいうところの陰性になりますよね。カリウムも多くて少し陰性ですから塩水を吸わせておくとより調和がとれて旨みが甘味に変わります。こうしておくと子どもも文句言わずに食べます。

もっと簡単な方法だったら、煎り上がってすぐに塩をぱらぱらとかけておくこともできます。塩水ほどには完全には合体しませんが。

| セミナー | 15:03 | - | -
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